●●● 治療薬剤@:NP アルキル化薬 【一般名(商)】DJ シクロフォスファミド(DI エンドキサン) 【用法・用法】 DJ 規格:内:原末 錠 50mg 注 100mgV,500mgV 1日100〜200mg 極量:1日 0.3g ## リンパ腫では内服薬として用いることは一般的でない   500〜750mg/uを点滴投与することが多い 3〜4週間に1回 【作用機序】 NP @突然変異誘発効果,細胞増殖阻止作用   A腫瘍細胞のDNA合成,特にグアニン基7位のアルキル化反応を起こす   B分裂細胞の染色体に著名かつ特徴的な形態的変化を起こす   C造血器障害を起こし,かつ免疫抑制作用を示す DJ @生体内で活性化後,悪性腫瘍細胞の核酸代謝阻害により作用発揮   AG2 期(分裂前期)に作用,M期(分裂期)への移行を遅らせ,細胞の増殖を抑 制.S期(DNA合成期)にも作用 【服薬指導】 UD @朝一番に服用(効果もすぐれ,副作用も少ないため)   A胃腸障害を減らすために少量に分けて毎食事と一緒に服用させることがある   B尿量を得るために,大量の水を取る(腎障害を防ぎ,腎機能を正常に保つため) →成人および体重45kg以上の小児は1日700mlの水を飲む. 小さい小児は1日250〜500ml   C悪心,嘔吐,食欲不振が起こっても医師の指示なく本剤の使用を止めない   D重篤な出血性膀胱炎にはホルムアルデヒドの膀胱注入,冷凍外科手術などを行う →最近は予防にMESNA投与   E人により一時的な脱毛を起こす.治療が終われば正常な発毛に戻る MP @出血性膀胱炎の予防→MESNA投与,大量輸液,膀胱還流 DJ @感染症・出血に注意   A小児の場合特に副作用に注意  B性腺に対する影響に注意(小児及び生殖可能な年齢の場合)  C長期投与の患者に急性白血病,膀胱腫瘍が発生の報告あり   D出血性膀胱炎防止のため尿量を増加 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 IR @粉砕時の摩擦熱にて分解,分量の低下が起こる.要冷   A十分に乾燥した賦形剤の使用により力価の低下を抑制 DJ @注射は溶解後3時間以内に使用 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 UD 飲み忘れた分を服用したり,次回に2回分飲んではいけない.通常の服用を続け, 医師の診察を受ける 【副作用と処置】 DJ @その他:血液 泌尿器 肝臓 腎臓 消化器 過敏症 皮膚 精神神経症 呼吸 器 循環器 内分泌 性腺 その他→DJ参照 UD @中止:大量または長期投与時の血尿,排尿痛   A要診:使用中止後の血尿 【禁忌】DJ 本剤に重篤な過敏症 【相互作用】 DJ @本剤↑:他の抗悪性腫瘍剤,放射線照射との併用→骨髄機能抑制などの副作用増 強,フェノバルビタール   A本剤↓:副腎皮質ホルモン,クロラムフェニコール   B他剤↑:インスリン,オキシトシン   C他剤↓:バソプレシン 【佐薬】 【注意すべき臨床検査】DJ@血液検査 A肝機能・腎機能検査 【臨床検査値への影響】 UD @血清擬コリンエステラーゼ↓ A血中および尿中尿酸濃度↑ 【体内薬物動態】 GG F(経口):74±22   (%),血漿中結合:13     (%)   CL:1.3±0.5 (ml/min/kg),Vd:0.78±0.57 (liters/kg)   t1/2:7.5±4.0    (hr),有効血中濃度:   (μg/ml)   population parameters: 【メモ】 CS @骨髄抑制(白血球数に応じて減量→3000/μl未満は50%減量 2000/μl未満 は75%減量,1000/μl未満は中止)   A悪心・嘔吐→プリンペランなどの鎮吐剤で予防 MG ナイトロジェンマスタード系アルキル化薬   *ナイトロジェンマスタード-N-オキシド(ナイトロミン),イホスファミド(イホ マイド),メルファラン(アルケラン),*シクロフォスファミド(エンドキサン)   (* 印は悪性リンパ腫適応) 【参考文献】