●●● 治療薬剤R:MP 抗リウマチ剤 【一般名(商)】DJ D-ペニシラミン(DI メタルカプターゼ) 【用法・用量】 DJ 規格:Cap 100mg   消炎鎮痛剤などで十分効果が認められない場合投与   1回100mg 1日1〜3回食間空腹時   初期量 1日100mg   増量する場合4週間以上間隔をおき100mgずつ漸増   維持量 効果の認められる最低用量(できるだけ200mg)   1日600mgまで増量可   (これ以上投与しても効果増強の可能性は少ない) CP 初期量 1日125〜250mg   増量する場合は1〜3カ月かけて 125mg ずつ漸増し,1日 500〜750mg   最高1日1000mg(2〜3カ月毎に 125mg ずつ漸増) UD 最高1日1500mg 【作用機序】 CP 解明されていない(リウマチ因子の低下,免疫機構過程の阻害作用の報告あり) 【服薬指導】 UD @薬剤の説明 RAの治療に用いる薬   A医師の指示通りに服用し,勝手に服用を中止しないこと   B空腹時服用.少なくとも食前1時間あるい食後2時間,かつ他の薬剤,食物,牛 乳を摂取する少なくとも1時間前後に服用(金属との結合による不活性化を抑え ,吸収を高めるため)   C効果発現に2〜3カ月かかる.(DJ 4週間以後に発現)   D本剤投与2時間以内に鉄剤を投与しない   E服用中はピリドキシン25mgを併用する   F期限切れや不要な薬は捨てること   Gペニシリンアレルギーの有無を確認すること    (ペニシリンアレルギーの患者は本剤過敏の可能性あり)   H妊婦,妊娠の可能性のある婦人あるいは授乳中の婦人か確認すること   H外科手術(口腔外科を含む)を受ける場合,医師に本剤服用を伝えること DJ @投与開始前に主な作用,用法,用量などの留意点を説明すること   A咽頭痛,発熱,紫斑等の症状がみられた時は医師に報告すること 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 CD 牛乳と一緒に服用しない(牛乳はCaなど無機イオンを含むため) 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 UD @1日1〜2回服用の場合 できるだけ早く服用する 1日1回服用で翌日まで忘れたか,1日2回服用で次 回服用時間が近い時はぬき以後通常服用.2回分服用 しない 1日2回以上服用の場合 1時間程度内なら ばすぐ服用.かなり時間が経過した場合,忘れた分を 抜き以後通常服用.2回分を服用しない 【副作用と処置】 DJ @中止:血液 白血球減少症,無顆粒球症,顆粒球減少症,血小板減少症等 →DJ参照       免疫グロブリン IgA低下       腎臓 ネフローゼ症侯群,腎炎       皮膚 紫斑,SLE様症状,天疱瘡様症状,脱毛       眼  視神経炎,白内障   A中止又は減量:過敏症 皮疹,痒疹,そう痒感,発熱,浮腫,口内炎,味覚の異 常又は脱失 精神・神経系 頭痛,耳鳴,めまい 消化器系 悪 心・嘔吐,食欲不振等→DJ参照   Bその他:血管,肝臓,VB6 欠乏症    ※中止:中止するなど適切な処置を行う     中止又は減量:中止又は減量するなど適切な処置を行う UD @要診:頻度高いもの 発熱,関節痛,皮疹・蕁麻疹・かゆみ,リンパ腺腫(過敏 症)       頻度低いもの UD参照 【禁忌】 DJ @血液障害   A腎障害   BSLE患者   C成長期の小児で結合組織の代謝障害のある患者 【相互作用】 DJ @本剤↑:金剤,クロロキン,免疫抑制剤 UD @本剤↑:抗マラリア薬,金化合物,免疫抑制剤,オキシフェンブゾン,フェニル ブタゾン   A本剤↓:鉄剤 【佐薬】 【注意すべき臨床検査】 DJ 血液検査(白血球数,血小板数),尿検査(尿タンパク) 白血球数 3,000未満, 血小板数 100,000未満,持続的又は増加傾向の尿タンパク及び血尿のいずれかを示 した場合は中止する 【臨床検査値への影響】 【体内薬物動態】 BH F:         (%),血漿中結合:       (%)   CL:    (ml/min/kg),Vd:       (liters/kg)   t1/2:約1     (hr),有効血中濃度:    (ng/ml)   population parameters: 【メモ】 DJ @無顆粒球症等の重篤な血液障害等が起こるので要注意  A消炎鎮痛剤,金剤等で制御できない場合に投与   B投与前に必ず血液,腎機能,肝機能等の検査を行う.投薬中も定期的に(最初の 2カ月は1〜2週間に1回,その後は2〜4週間に1回)血液検査及び尿検査を 行う   C従来投与している消炎鎮痛剤と併用するとよい(遅効性のため)   D6カ月投与しても効果が認められない場合は,中止する   E高齢者,手術直後,骨髄機能低下,全身状態が悪化した患者には投与を避ける   F妊婦又は妊娠の可能性のある患者には投与しない(催奇形性を疑う報告あり)   G授乳婦に投与する場合は,授乳を中止する(安全性が確立していない) 【参考文献】