●●● 治療薬剤@:MP サリチル酸誘導体 【一般名(商)】DJ アスピリン(アスピリン末,ミニマックス) アスピリン・アスコルビン酸(EA錠) 【用法・用量】 DJ 規格:原末,ミニマックス(腸溶性顆粒) 500mg/g 750mg/包 EA(腸溶錠)1錠中アスピリン250mg,アスコルビン酸25mg DJ 内:アスピリン 1回0.5〜1.5g 1日1〜4.5g     アスピリン・アスコルビン酸 1回2〜3錠 1日3〜4回 CP 内:初期投与量:1日45〜60mg/kg 4〜8時間毎     維持量:アスピリンの効果と5〜7日目(定常状態)の血中サリチル酸濃度によ り決定 UD 高齢者では初期投与量を減じる 【作用機序】 NP @抗炎症作用 炎症局所のシクロオキシゲナーゼ活性を抑制し,PG合成を阻害   A鎮痛作用 上記作用機序と同じ         さらに中枢神経系(おそらく視床下部)に作用  B解熱作用 体温調節機構における サーモスタットの設定点を引き下げ,末梢血 管拡張と発汗促進により熱の放散を増加 【服薬指導】 UD @薬剤の説明 関節炎(腫脹,こわばり,関節痛)やリウマチの諸症状を緩和する .服用している期間のみ諸症状を抑え,関節炎を治療するものではない  A食物やコップ1杯(240ml)の水と一緒に服用すること  Bアスピリン剤に酢のような悪臭がある時は服用しないこと  C直接歯や歯ぐきの表面におかないこと.(組織障害をおこす)  D腸溶性薬剤:かみくだかずに,そのまま服用すること   E現在服用中の一般薬を含むすべての薬剤を調べること(過量投与のおそれあり)   Fアセトアミノフェンやイブプロフェンを服用しないこと.(副作用増強) 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 DJ @炭酸水素ナトリウム,炭酸マグネシウム等のアルカリ製剤と配合しない CD A食物と一緒に服用すると,吸収速度が遅延することあり.速やかな鎮痛効果を得 るには,食事と離して服用するのがよい   B炭焼き肉やVB12により吸収減少   C多量の水で服用すること 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 UD @飲み忘れた時 できる限り早く服用する.次回服用に近い時は,ぬく UD 過量投与時:@胃から薬剤を除く.(嘔吐,胃洗浄,活性炭の投与,生命機能の維 持やモニタリング)         A血清サリチル酸濃度測定.         B重篤な場合 交換輸血,血液透析,腹膜透析.         C出血には,輸血やビタミンKを投与. 【副作用と処置】 DJ @中止:過敏症 発疹,浮腫,鼻炎様症状,結膜炎       血液→DJ参照   A減量・中止:精神・神経系 耳鳴,難聴,めまい,頭痛興奮          過呼吸,代謝性アシドーシス(著しい血中濃度上昇)  Bその他:胃腸,肝,腎→DJ参照 UD @要診:頻度高いもの 悪心,嘔吐,胃痛(胃腸刺激)    頻度低いもの UD参照 DJ 15歳未満の水痘,インフルエンザの患者に投与する場合は,慎重投与(サリチル酸 系製剤とライ症侯群との因果関係に注意) 【禁忌】 DJ @アスピリン・サリチル酸製剤過敏   A消化性潰瘍   Bアスピリン喘息とその既往歴のある患者 【相互作用】 DJ @他剤↑:クマリン系抗凝血剤(ワーファリン)        糖尿病用剤(インスリン製剤,トルブタミド等) 【佐薬】 【注意すべき臨床検査】 DJ @尿検査,血液検査,肝機能検査等 【臨床検査値への影響】 DJ @出血時間の延長(血小板機能低下) 【体内薬物動態】 BH 血漿中結合:50〜80   (%), GG F:          (%),   CL:     (ml/min/kg),   Vd:アスピリン 0.15〜0.2 (liters/kg)   salicylate 0.13    (liters/kg)   t1/2:アスピリン 15〜20  (min) salicylate 3    (hr) (300〜650mg 投与時)   有効血中濃度:抗炎症  100〜250(μg/ml)    :(GG,CP)150〜300(μg/ml)   population parameters: 【メモ】 UD @高齢者:腎機能が弱っているため,毒性が起こりやすい. DJ A妊婦・授乳婦:妊娠末期投与 妊婦と新生児に出血異常の報告あり           ラット妊娠末期投与 弱い胎仔の動脈管収縮の報告あり           動物実験で催奇形成の報告あり   B小児:サリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を疑う疫学的報告あり 【参考文献】