●●● 治療薬剤A:MP 交感神経抑制薬〔β-遮断薬〕 【使用薬】MP プロプラノロール(DI インデラル,インデラルLA) 【用法・用量】 DJ 規格:インデラル:錠 10mg インデラルLA:Cap(徐放)60mg            注 2mg/2mlA 内:@狭心症,期外収縮等1日30mgから開始. 効果不十分の時は60,90mgに漸増 A本態性高血圧(軽〜中等度)1日30〜60mgから開始 効果不十分の時は 120mgまで漸増 徐放:@狭心症 1日1回60mg A本態性高血圧 1日1回60mg,120mgまで漸増可 極量:1日120mg/日 【作用機序】 NP @心拍出量減少に対する末梢血管の適応  Aレニン遊離抑制  B中枢β受容体の遮断  C交換神経終末からのノルエピネフリン遊離の抑制 【服薬指導】 UD @指示通りの服用  A脈拍の測定(服用開始前後,定期的,脈拍が遅いときは医師の診断)   B服用の習慣付け  C食餌療法の重要性  D一生服用の継続(高血圧を直す薬ではなく血圧を下げる薬である) 【投与時・剤型変更時の注意】 CD @吸収:1.食物が薬物の吸収を遅延(最高血中濃度の未変化) 2.食物による薬物のbioavailabilityの上昇.効果増強 3.蛋白質による薬物のbioavailabilityの増加 4.systemic clearanceは食物によって増大 5.消化管から完全吸収 6.食物摂取時は肝血流量↑平均肝除去率↓ A粉砕:口腔内に薬の残存で舌のしびれを感ずる(局所麻酔作用) 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 UD 飲み忘れた場合は出来るだけ早く服用.次回服用が8時間(メトプロロールは8時 間,アテノロールやナドロールは4時間)以内の時は忘れた分を除き通常の服用. 2回分服用してはいけない DJ 過剰の徐脈→硫酸アトロピン1〜2mg静注.更に塩酸イソプレナリン(初期投与量 25μgを徐々に静注),硫酸オルシプレナリン(0.5mgを徐々に静注)のような β-刺激剤を投与.グルカゴン(10mg静注)も有効であったという報告がある 【副作用と処置】 DJ @中止:1.(普通剤)発疹,(徐放剤)皮疹 2.涙液分泌減少(角膜潰瘍等の重篤な合併症を防ぐ為) Aその他:循環器,精神神経系,消化器,血液,呼吸器,肝臓→DJ参照 【禁忌】 DJ @気管支喘息,気管支けいれんの恐れのある患者 A糖尿病性ケトアシドーシス 【相互作用】 DJ @本剤↑:1.レセルピンなど交感神経抑制薬との併用で過剰の抑制作用 2.エーテルなどの麻酔薬との併用により過剰の交感神経抑制   A本剤↑,他剤↑:Ca拮抗薬との併用により降圧作用の増強   B他剤↑:1.血糖降下剤との併用により血糖降下作用の増強   2.クロニジンのリバウンド現象の増強   3.ジソピラミド,プロカインアミド,アジマリンとの併用は過度の心機 能抑制  4.エピネフリンを含む製剤との併用により血管収縮,血圧上昇,徐脈 【注意すべき臨床検査値】 DJ 長期投与の場合:心機能検査(脈拍・血圧・心電図・X線など),肝機能,腎機能 ,血液像など 【臨床検査値への影響】 DJ 血液検査(顆粒球,血小板),GOT,GPT,Al-P,LDH,血中尿素窒素 ,血糖値,血清CPK(β-遮断薬との併用) 【体内動態】 GG F:26±10(%), 血漿蛋白結合:87±6(%)炎症,クローン病,妊娠,肥満↑ CL:16±5(ml/min/kg)喫煙,甲状腺機能亢進↑肝障害↓ Vd:4.3±0.6(liters/kg)肝障害,甲状腺機能亢進↑クローン病↓ t1/2:3.9±0.4(hr)肝障害↑, 有効血中濃度 (μg/ml)   population parameters: 【メモ】 MG インデラル(非選択性,ISA−,MSA−) MP 〈同効薬〉   アセブトロール(DI アセタノール,β1,ISA+,MSA+)   アテノロール(DI テノーミン,β1,ISA−,MSA+) メトプロロール(DI セロケン,ロプレソール,β1,ISA−,MSA+) ナドロール(DI ナディック,非選択性,ISA−,MSA−) マレイン酸チモロール(DI ブロカドレン,非選択性,ISA−,MSA−) ペンブトロール(DI ベータプレッシン,非選択性,ISA+,MSA+) オクスプレノロール(DI トラサコール,非選択性,ISA+,MSA+) ピンドロール(DI カルビスケン,非選択性,ISA+,MSA−) カルテオロール(DI ミケラン,非選択性,ISA+,MSA−) ブニトロロール(DI ベトリロール,ベトリロールL:持続性,非選択性,ISA+, MSA+) アロチノロール(DI アルマール,αβ,ISA−,MSA−)  ラベタロール(DI トランデート,αβ,ISA−,MSA−) MG 〔β-遮断薬の選択の目安〕    ISA+ ISA− β1選択性 αβ選択性 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   安静時心拍数 徐脈傾向 徐脈傾向   閉塞性肺疾患あり ○ ○   喫煙歴あり ○ ○   末梢血行障害あり ○ ○ ○   筋こむら返りあり ○   高CPK血症 ○   糖尿病(インスリン,経口剤) ○   冠攣縮性狭心症 ○ ○   腎障害 ○ ○   高脂血症 ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【参考文献】