●●● 治療薬剤@:MP 経口鉄剤 【一般名(商)】DJ 硫酸鉄(フェログラデュメット,スローフィー) 【用法・用量】   1日100〜200mg投与から始めて増量   空腹時が高吸収 DJ (フェログラデュメット) 規格:錠 105mg 内:1日1〜2錠 分1〜2 空腹時 DJ (スローフィー) 規格:錠 50mg 内:1日2〜4錠 分1〜2 空腹時 【一般名(商)】DJ クエン酸第一鉄(フェロミア) 【用法・用量】   規格:錠 100mg 内:1日1〜2錠 分1〜2 食後 【一般名(商)】DJ フマル酸第一鉄(フェルム) 【用法・用量】   規格:Cap 100mg 内:1日1カプセル  【一般名(商)】DJ 溶性ピロリン酸第二鉄(インクレミンシロップ) 【用法・用量】   規格:シロップ 50mg/ml   内:1日 15〜6歳 10〜15ml     5〜1歳 3〜10ml     0〜1歳 2〜4ml 分3〜4 【作用機序】NP 鉄分の補給 【服薬指導】 ## 鉄剤を内服させると便が黒色となる点を伝える. UD @食物(チーズ,卵,アイスクリーム,ミルク,紅茶,全粒パン,穀類)による吸 収阻害あり 食前1時間又は食後2時間の空腹時に服用 DJ @タンニン酸や制酸剤は吸収を阻害(#C 阻害しないという報告もある) MP @フェロミアは胃内pHに影響されず溶解,易吸収性,胃腸障害少であり,食後投与 .他は徐放剤(胃腸障害を除くため)であり空腹時又は,食直後   A症状が改善しても体内貯蔵鉄の改善には5〜6ケ月服用を継続,血清フェリチン 値の正常化をもって治療を終了する. 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 CD @便黒色化(フェログラデュメット)   A粉砕不可(スローフィー,フェログラデュメット) 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 UD 飲み忘れ 通常の服薬法を続ける #K 小児の過量投与は致死的のことがある。小児の手の届かぬ場所に保存する。 【副作用と処置】 DJ @中止:過敏症→中止   Aその他:消化器→時に悪心 嘔吐 UD @中止:便秘 混濁尿 下痢 胸やけ 悪心 嘔吐→医師の診察 【禁忌】 DJ 鉄欠乏状態にないもの(ヘモジデローシスをおこすことがある)  <慎重投与> リウマチ疾患 腎透析中 慢性感染症   PNH(発作性夜間血色素尿症:本剤により溶血助長) 【相互作用】 DJ @本剤↓:テトラサイクリン系 制酸剤 タンニン酸を含有するもの   A他剤↓:テトラサイクリン系 【佐薬(理由)】 MP @アスコルビン酸(胃腸を還元系優位にし,第一鉄(Fe2+)で吸収させる) 【注意すべき臨床検査】 MP MCV MCH 血清鉄 TIBC 血清フェリチン 【臨床検査値への影響】 DJ @潜血反応で偽陽性になることあり 【メモ】 【参考文献】 ## Doctor's Advice #K 「過量投与時の症状と治療」第2版,清藤英一編著,東洋書店,1990 #C 堀岡正義著「調剤学」P149〜参照、1988